ありがとう

清くて。無知が存在していた自分が憧れを抱いた人に対して『大好きです』と、精一杯の勇気を振り絞って伝えたあの日。えーと、えーと。。が、世界に浮かんでいて。なんだか愉快な空間が広がっていたのを記憶している。

 

握手を交わした、ゴツゴツを異性に対して初めて感じ取った。握手はすぐに消えてしまい、洗いたくない手は当然、すぐに洗い流されてしまうけれど。

 

あの瞬間の自分的最大勇気の記憶は命尽きるまで消えない。

 

俯瞰的や主観的には、そんな印象なのだけれど。

 

自分みたいなひとが憧れで、私が作るお菓子には、愛情が込められていて、美味しくて、全身全霊で大好きですと、自分の子どもかなと⁇という、年齢の少女と例えても差し支えない『少女』に、真っ直ぐな瞳で訴えられてしまったら。。

 

わたしは言葉を失う。

 

憧れてやまないひとに対して、『大好き』を伝える勇気を知っているから。

 

自分に対する、ネガティブな感情や否定が消えた。

 

全身全霊で伝えてくれた、その勇気にわたしは応えたいと思う。

 

だから、言葉が消える。

 

聡くなって、強くなって、自分が守れる母数を増やしていこうと想う。

 

大好きですと、本気で初めて伝えていただいた機会に遭遇して、戸惑うけれど。

 

ゆきんこちゃんやたけしから始まり、最近では、メリーやギンスケが心の友で、皆等しく、ぬいぐるみなのだけれど。

 

止まり木を求めて、今いる場所で。

 

生身の人間に優しさをいただいたり、あいされたり、気遣われたり。。

 

初体験を経験して、想うことは。

 

自分のフルパワーで、この子らにヒカリをと、シアワセが降り注ぎますように。全力で未来を守るという決意しかうまれない。

 

また、力となってくれる大人的存在の方たちには、ありがとうしか、咲かない。

 

大失敗であり、大好きなひとさえ、裏切れてしまえた自分が歩んだ過去が現在を連れてきてくれた。ごめんなさいしか咲かない過去にヒカリが射した。

 

当然に、またしても、言葉を失うのだけれど。

 

間違いばかりの、わたしは想う。

 

 

あなたに出逢えて、本当に良かった。ありがとう。